算数の授業で習った、【平均】を使った自主勉強をやってみたい!
学校の授業で50m走のタイムを5回測定したんだけど、
途中で疲れてしまって、最後のほうはいいタイムが出なかったんだ。
学校で50m走のタイムを計るときは、連続で何度も走ることがあるので、
どうしても最後のほうは疲れてしまって、測定結果に誤差が出てしまいますよね。
そんなときは、特別な平均の求め方を使うといいですよ~!
特別な平均の求め方??ってどうやってやるの?
私と一緒に自主勉強頑張りましょう!
回答のポイント
正確な割合を出すのではなく、大まかな数字を求めてみましょう。
限られた情報を使って、答えを考えることで、インターネットで答えを調べなくても、自分の頭でおおよその値を考える力が身に付きます。
この問題の正解は、一つではありません。あなたが考えた回答をぜひコメント欄に投稿をお願いします!
大まかな数字で考える: 正確な数字ではなく、概算で考える
論理的な思考: 計算過程を説明できることが大切
仮定: 不確かな部分は仮定を立てて計算を進める
※ここまでのヒントで、回答できる人は、下の解説を見ずにチャレンジしてみましょう!
必要な情報
①50m走のタイムをできるだけたくさん集める
(今回の問題では5回走ることにします)
50m走のタイムが変わってしまう理由
・スタートダッシュがちゃんと決まったか?
・何回も走るうちに疲れが残ってしまい、タイムが遅くなってしまう
・ストップウォッチを押す人のタイミングが速かったり、遅かったりする
・隣で一緒に走る人のスピード
・地面が雨でぬかるんでいた、風が吹いていた
などなど
様々な要因が積み重なって、50m走のタイムは測定されます。
情報の集め方
①平均に入れる50m走のタイムを決める
1回目 → 8.84
2回目 → 8.76
3回目 → 8.88
4回目 → 9.12
5回目 → 9.70
このような状況であった場合、どのように50m走の平均タイムを求めればよいでしょうか?
※ここまでのヒントで、回答できる人は、下の解説を見ずにチャレンジしてみましょう!
回答例
1回目 → 8.84
2回目 → 8.76
3回目 → 8.88
4回目 → 9.12
5回目 → 9.70
この結果から、単純に平均を求めると
(8.84 + 8.76 + 8.88 + 9.12 + 9.70) ÷ 5
=9.06 秒となるが
1回目のほうが疲れがないため、多く走ったことにする
5回目のほうは疲れているため、少なく走ったことにすると
1回目 → 5回分
2回目 → 4回分
3回目 → 3回分
4回目 → 2回分
5回目 → 1回分
とすると以下の式が成り立つ。
(8.84 × 5 + 8.76 × 4 + 8.88 × 3 + 9.12 × 2 + 9.70 × 1) ÷ 15
≒ 8.92 秒
となる。
普通に平均を求めた場合は、疲れに関係なく、全てのタイムが入ってしまったため、平均タイムが遅くなってしまったが、
疲れが残っていないときの50m走のタイムで多く走ったと仮定すると、より正確な値を求めることができた。
発展
①実際に、50m走のタイムを測定して、計算してみる
②家に電池で動くおもちゃがあれば、電池が新しいときと古いときを考慮して、平均の移動距離をもとめてみる
③疲れを考慮する、かつ、いつもと違うタイムがでたときは、平均から除く計算を組み合わせて、50m走のタイムを求めてみる
まとめ
今回のテーマはいかがだったでしょうか?
あなたが実際に解いてみた
・考え方 ・計算過程 ・答え
をコメント欄に残してみてください!
大切なのは、正確な答えを出すことではなく、答えにたどり着くまでの考え方です!
今後も自主勉強のネタを発信していきます。よろしくお願いします!
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