毎日5分でOK!小中学生の家庭で論理的思考のトレーニング

自分の意見をはっきり伝えられる力や物事の本質を見抜く力を身につけるためには、論理的思考力を伸ばすことが重要です。しかし、論理的思考力は大人になってから突然身につくわけではありません。子供の時からの日々のトレーニングを通じて少しづつ育まれるものです。とはいえ、子供に継続的に取り組ませることは決して簡単なことではありません。「どうすれば子供に無理なく論理的思考力をつけさせることができるだろう?」と悩む親御さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、毎日たっ5分でできる簡単で楽しい論理的思考トレーニング方法をご紹介します。家庭で気軽に取り組める内容なので、ぜひ参考にしてみてください

論理的思考トレーニング 4選

1,身近な「なぜ」を問いかける

  現代ではインターネットが普及し、調べればどんな答えも簡単に見つけられる時代です。その結果、自分の頭で考える機会が減ってきています。だからこそ、子供に「なぜ」という問いを投げかけることが大切です。物事の理由を考えることで思考が深まり、考える習慣が身に付きます。例えば、散歩中に「どうして葉っぱは緑色なのだろう?」や、「なぜ宿題をしなきゃいけないと思う?」など、身近なことを題材に問いかけてみましょう。こうした問いに慣れてくると、子供自身で物事に興味を持ち、自ら考えるようになります。

2,時間の流れを推測させる

 身近の出来事について子供に推測させるトレーニングをしてみましょう。例えば、テレビ番組を見ているときに「次の展開はどうなると思う?」「誰が犯人だと思う?」と尋ねてみたり、食事の準備中に「カレー作るけど、どうやってつくればいいと思う?」と聞いたりします。このとき、自分の考えも一緒に伝えるのも効果的です。「そういう考えもあるのか」と子供が気付くことで、さらに深く考えるきっかけになります。このトレーニングを通じて、因果関係を考える力や物事の流れを理解する力が育まれていきます。

3,わかることの楽しさを教える

  小中学生の中には、勉強することが嫌いな子も少なくありません。それは「わかる楽しさ」を知らないからではないでしょうか。大人でも頭に浮かんだ疑問が解決した時には、すっきりして気持ちがいいですよね。子供も同じで、新しいことが分かるようになると考えること自体が楽しくなっていきます。そのため、はじめは難しい計算問題をやらせるのではなく、親子で一緒に取り組める謎解きや推理クイズのような簡単な問題から始めてみましょう。まずは、できるだけたくさんの仮説を立てながら、徐々に答えに近づくことで、考える力を自然に鍛えることができます。

4,数字で考えさせる

 日常生活の中で、簡単な計算問題を子供に出してみましょう。例えば、買い物中、「1つのリンゴで、10個買うといくらになるのか?」というようなシンプルな問題を子供に質問します。このような簡単な問題でも子供は数字の背後にあるルールや法則を考える必要があります。その結果、複雑な情報をシンプルに整理できる力が養われます。さらに、親も一緒に解いたりすす姿勢を見せることで子供は楽しく学ぶ習慣を身につけやすくなります。積極的にアプローチをしてみましょう。

まとめ

日常生活の中で、子供が「考える習慣」をつけることが論理的思考力を育む第一歩です。ぜひ今日から「なぜ?」「どうして?」と問いを投げかけてみてください。新しい気づきや発見が生まれると同時に、親子の絆をより深めるきっかけになるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました